「犬よ。君たちよりは私たちの方が偉いのだよ」

「なぜあなたはそう思うのですか」

「私たちは高層ビルを造る。乗り物を造る。ありとあらゆる服を作る。いろんな薬も開発する。でも、君たちは何もできません」

「そんなことをしなければ生きていられないなんて... それはあなた方が我々よりも弱いからでしょう」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「そして私たちはとても賢い。色々とむずかしい仕事をこなせるし 大勢の仲間と協力しあうことさえ出来る。なので楽な生活が送れるのだよ」

「僕はしっぽを振るだけで その人間達が面倒を見てくれますよ」